プジョーのMPV、リフターに3列シート7人乗り仕様のリフターロングが加わった。今回は雪がまだ残る軽井沢での試乗となった。(Motor Magazine 2023年4月号より)
サイズアップしても力感は十二分。ツーリングも得意だ
あれもしたい、これもしたい、あそこに行きたいとライフスタイルがアクティブになるクルマがプジョーに加わった。リフターロングである。
●【くるま問答】ガソリンの給油口は、なぜクルマによって右だったり左だったりするのか
このクルマは、「ロング」と車名に入るように、ベースとなる5シーターのリフターの全長を355mm、ホイールベースを190mm延長し、3列シート7人乗りを実現するが、車両重量の増加は50kgに抑えられている。ちなみに用意されるグレードはGTのみ。その名前からも想像できるようにグランドツーリング性能も備えている。
搭載されるのは、1.5L直4ディーゼルターボエンジンで最高出力は130ps、最大トルクは300Nmを発生する。つまり、5シーター仕様と同じである。ボディが拡大された分、同じ出力&トルクでは、力不足を感じるのではないかと思われたが、実際に走るとそうした心配はまったくの杞憂、力感ある走りを味わわせてくれた。
プラットフォームは、3008や5008にも使われているEMP2、ドライブモードにスノー、サンド、マッド、ESC OFFの5つを用意、もちろんプジョーのSUVモデルの特徴となるアドバンスドグリップコントロールも装備し、悪路走破性は高い。
3列目シートは前後スライド最大130mm
インパネは、プジョーらしくiコックピットになる。小径ハンドルの上からメーターを見るタイプだ。実はこれがとても見やすい。ただし、リフターロングの最大トピックは、シートとラゲッジルームにある。3列目シートは、前後スライドが最大130mm可能で、大人でも余裕ある空間となる。また2列目シートをフラットに折りたためば相当広い空間が生まれる。
そのラゲッジルームは、リフターの2120Lに対しロング版は最大2693Lになる。さらに3列目シートを取り外し、2列目を格納、助手席をもっとも前にスライドした状態では、最大荷室長が2230mmとなり長尺物も積むことができる。
リフターロングは、どうやって積もうか? と考えることもなく、何でも積むことができる、アクティブ派にはとても頼もしい存在である。(文:Motor Magazine編集部 千葉知充/写真:永元秀和)
プジョー リフター ロングGT主要諸元
●全長×全幅×全高:4760×1850×1900mm
●ホイールベース:2975mm
●車両重量:1700kg
●エンジン:直4DOHCディーゼルターボ
●総排気量:1498cc
●最高出力:96kW(130ps)/3750rpm
●最大トルク:300Nm/1750rpm
●トランスミッション:8速AT
●駆動方式:FF
●燃料・タンク容量:軽油・50L
●WLTCモード燃費:18.1km/L
●タイヤサイズ:215/60R17
●車両価格(税込):455万円
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